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2024年11月後半の全体運
(11/16から11/30まで)

今月の12星座占い
山羊座時代の終焉と水瓶座時代の始動
11月前半に火星と冥王星が星座の境界線で引き起こした凶角は、政治とビジネスそして大きなお金の流れに強烈な火の気を引き起こしました。安定と思われた政党や企業がゆらぎ崩れています。
また、この火の気は社会の安定にも大きな問題を発生させています。今まで日本では珍しかった犯罪が横行し、既存の常識が通用しない時代となってしまいました。
特に今年に入ってからそういった現象が発生し続けているため、ある意味慣れてしまったかのような危うさがありますが、実はこの11月後半以降からが本番です。
その元となるのは主に冥王星という、最も遠く離れた惑星です。天文学では惑星では無くなってから久しくなりますが、占星術では相変わらず惑星として扱われます。更に、一度力を発揮したら誰にも止められないという、例えるなら、トランプにおけるジョーカーのような気質を持った強烈な効果を持っています。

ちなみにこの占いを発表する頃は火星が獅子座に移動し、180度の凶角は外れています。
火星が移動したのは11月4日頃だったため、その近辺から激しさが緩まったと感じた方は多かったかも知れません。
ただ、火の気は残滓が悪さをすることも多く、遺恨が残るようなことがあった場合はこの先も影響が残る点に注意して下さい。特に火星は来月逆行を予定しています。すでに行ってしまった危うい言動の反動が待っている事を、今から意識することが重要です。

ただ、前回の新月は非常にレアで、次の時代に向けた事前準備を作り出す運気を含んでいました。カイトパターンという、グランドラインのマイナス面を補う形状が同時に2つ発生するという稀有なものであり、時代の境目や移行期などにしばしば現れるものです。
この時期に天啓を受けたり一念発起し活動する方は、次の時代の主役となる事もあります。そのためには、努力の継続が必要でありながら、成功の保証があるわけでもありません。それでも惑星のご加護があると、その機会獲得と成功の確率がアップすることは確実です。
この近辺で得られたチャンスは簡単に壊さず逃さず、少しずつ育てていくことを強くおすすめします。

そして、この占いを発表する直前には、土星が順行に戻っています。
責任と義務が過去から追いかけてくるこの惑星の逆行現象が解除され、荷物が軽くなったような気分を感じられている方は多いはずです。
ただ、順行に戻ったからと言って、サボって良い訳ではありません。順行に戻ったこの近辺から、あなた自身が社会や家族そしてあなたの人生に対する責任と義務を、少しずつ積み上げる必要があります。
順行期間中に何もせず闇雲に逃げてしまうと、また逆行に戻った際にツケの精算が始まるという点は意識しておきましょう。

■2024年11月後半の主な空模様
これが11月後半の主な空模様です。
一見赤色が多くないように見えますが、実際には多くの方々が現実における激変と未来が見えない恐ろしさを味わう時期となる可能性があります。

11月16日
 牡牛座の満月
11月17日
 太陽と天王星の180度
11月18日
 水星と木星の180度
11月19日
 太陽と海王星の120度
11月20日
 冥王星の水瓶座入り
11月22日
 太陽と冥王星の60度
 金星と土星の60度
11月26日
 水星逆行
11月27日
 太陽と火星の120度

赤字:凶角 青字:吉角 紫字:吉凶混合

今回の目玉は冥王星の水瓶座移動です。
とうとう冥王星が水瓶座に移動し、我々が生きている間はやぎ座に戻ることはありません。
前回冥王星は2007から2008年頃に射手座から山羊座に移動し、金融や社会環境に激変をもたらしました。皆様は、その頃の大きなニュースを記憶されているかと思われます。
そこから長く続いた冥王星山羊座時代は、権力と利益構造を極端化し、勝ち組と負け組という歪んだ社会を生み出してしまいました。貧富の差をなくす事は難しいでしょうが、今までと同じような収益システムは、今後は通用しないでしょう。

冥王星が完全に移行するため、山羊座時代の一極集中体制を無理に継続しようとする組織や団体そして個人は、破壊の波に飲み込まれます。
そして水瓶座時代の基準となる、人道的精神・コミュニティ連携・革新技術・常識を覆し依頼を切り開く思想等が、代わりに力を付け波に乗る傾向となります。
冥王星の破壊対象に選ばれてしまうと、徹底的な破壊が待っています。その後に再生が始まりますが、古い体質を持つ方々はなかなか残ることは難しいはずです。
ただ勘違いしやすい点としては、古いから捨てられるのではなく、古く役に立たない体制と姿勢を無理矢理社会へ押し通そうとする姿勢だから捨てられるという点です。古いものであっても良い部分を持っていたり、文化財的に保持すべきものは破壊対象にはなりません。
水瓶座時代の本番となる今後は、目に見えない部分で革新の波が多々発生しています。もしそれらを感じられないのなら、あなたの周囲全体が取り残されているのかも知れません。世界と変わりゆく時代に目を向ければ、幾らでも次の時代への情報は手に入ります。ここからでも遅くはないので、惰性で生きずに生活の一部からでも変革を求めてみて下さい。

そして26日からは水星が逆行を開始します。
毎回様々な問題を引き起こす水星逆行ですが、今回は射手座です。遠方への移動や方針が明確になっていない計画、学術・研究・法律に関係する分野においては、方針転換や見直しそして遅延が問題になる可能性があります。
逆行は12月中旬まで続くため、逆行中は問題点を明確化し、膨れ上がった夢や希望を現実的に抑え、戦略方針を調整可能なように調整することが賢明です。逆行は悪いことばかりではなく、行き過ぎてしまった状況を抑えて軌道修正をする最適な時期です。
野望や計画が膨れ上がり過ぎていると感じているのなら、この近辺で現実を見るようにすると良いでしょう。

以下に、全ての星座や世相などに共通で影響する配置効果を解説します。
あなたの生まれた星座に関係なく効果を発揮する共通要素があるため、こちらも合わせてご確認頂くことをおすすめします。

11月16日
■牡牛座の満月
 [太陽:蠍座:]
 [月:牡牛座:]
 [前回の発生時期:2023年10月29日]

冥王星移動直前の満月は牡牛座です。
牡牛座で発生する満月は、美的センス、欲求、実用、価値観、収入等といった要素を運気テーマに押し上げ、所有物・収入と支払いや財産のバランスを取る動きを誘発します。
今回の満月は想定外のイベントが発生しやすく、吉凶混合の上に冥王星の星座移動が絡んだ強烈な時期となる可能性があります。
ホロスコープ2024年11月後半

この満月は、お金や価値観に関するイベントを発生させます。
収入に変化があったり、今までの価値観に影響があるかもしれません。同時に税金・ローン・公的資金・遺産などに強いご縁が出る事もあります。
誰かの欲求ではなく、あなた自身の欲求を満たすためにお金を使いたくなる衝動が強くなります。しかし衝動的にお金を使う事はおすすめできません。少し前に使ったお金の清算・支払いのタイミングとなることがあり、財布の紐を締めておくことが大事です。
あなたが持っている価値観、価値基準も同時に運気のポイントとなります。お金を払っても良い対象が何なのか、もう飽きてしまった対象は、といった点を意識することになります。

満月には逆行中の天王星が合致しており、価値観やお金に関する突発的なイベントが発生します。革命と反逆に対する状況は外よりも心の内面に強く響き、革新的すぎる状況に対する見直しと反省が求められます。
しかし天王星の効果は常に予測がつきにくく、大抵の場合は望んでいなかった方向に進むため、嬉しいサプライズよりも青天の霹靂に近いものがあります。
牡牛座である以上、生まれ星座に関わらず価値観やお金の使い道、女性の人権や地球環境等のいずれかに絡んだ内容となる可能性が想定されます。天王星が絡んだ場合は油断がならないため、想定外のトラブルに見舞われても焦らず柔軟に対応して下さい。

満月には逆行中の海王星が吉角でつながっています。
これによって、ただ夢見ていた状況から目覚め、現実を受け入れて前に進むための力を得ることが可能です。逆行した天王星との組み合わせとしてはなかなかに良く、夢を現実に下ろすための土星も同じ星座で順行に戻っていることから、今まで無理や無茶があった計画や方針が現実的に見えてくるでしょう。

まもなく水瓶座に移行する冥王星は、オーブ(許容範囲)が広めであるものの吉角になっており、ホロスコープが描き出す台形パターンと呼べなくもありません。
プラスに働いた場合、時代の変遷によって、無理があった経営・政治・収入支出の方針が、やや現実的な方針となってくれる可能性があります。
ここに来てどうしても無理だと悟り、それを受け入れて軌道修正ができるのであれば、非常に良い形で未来に進むことができるでしょう。

月と天王星に重なる恒星は、気分を重くする性質があります。
人が言うことは全員が全員で違う形になる、と言っても過言ではありません。一人ひとりの言うことを実現するのは不可能であり、必要以上に応じるべきではないはずです。
必要なのは堅実さと現実的に実現が可能な計画と実行であることを意識すると、惑星と恒星のご加護が得られるでしょう。今回の月の位置にある逆行天王星のテーマとも合致しているため、牡牛座が管轄する位置とそのテーマをあなた自身の人生に当てはめ、冥王星の移動に向けて柔軟な姿勢で臨むと良いでしょう。

11月17日
■太陽と天王星の180度
 [太陽:蠍座:]
 [天王星:牡牛座:逆行中:]
 [前回の発生時期:2022年11月14日]

思わぬアクシデントを発生させたり、突然の方向転換といった現象を発生させます。
太陽が関連すると、個人的な全体運気にそれが及ぶことが多くなります。蠍座の位置が重要なポイントにある星座がその影響を受けやすいでしょう。
この配置が起こす現象は、不安や焦りといった心理を伴うことがあります。環境の変化に適応することができればそれは革新をもたらすかも知れません。
実際には「言うは易く行うは難し」といった状況を体験するものと思われます。
また、天王星という惑星による「極端な思想」や「強烈な個性」という影響を持った方がいると、状況を乱したり混乱を招くといった現象が発生しやすくもなります。

天王星は逆行しており、発生した事象に対して更に不安感を増やす効果があります。
逆行の影響は心の中で起きるのですが、限界に達すると態度や行動に出てしまうため、結局は運気に影響が出る事となります。
牡牛座という星座は、女性の権利や大地の環境における問題、お金や価値観等といった要素を持っており、これらの点が影響する可能性があります。
この近辺における重要なレッスンは、不安を感じた事に大して精神的に成長が必要である事です。単に不安に駆られて焦った行動をするのは誰でもできる事でしょう。
そこから学び、次に同様の問題が発生した場合でも対処できる事を見つけ出し、安心感を増やす手段を講じる事が大切です。

11月18日
■水星と木星の180度
 [水星:射手座:]
 [木星:双子座:逆行中:]
 [前回の発生時期:2023年10月29日]

思考能力を活性化させる効果があり、読み書き話しに関係する事象は木星効果によって拡大させやすくなるという傾向を持っている凶角です。
大抵の場合、アイデアを思いついて試してみたくなったり、知識欲が湧いて様々な疑問を解決したいと考えたり、それらによって議論や話し合いなどが発生する事になります。
また、木星が持っている楽観的な性質は、アイデアや進んでいる方向が全て良い結果に繋がるのではないか、という安易な心理を誘発させる力があります。

一見良いことが多いようにも見えますが、これは凶角の一種です。
発展や拡大は良いのですが、この配置近辺では細部に潜んだ重大な問題や落とし穴に気づきにくいという面をも持っています。
それに気付かず、周囲を巻き込んで大きな話になってから重大な抜けを見つけてしまった場合、そこで何が起きるのかは言うまでもないでしょう。
また、楽観的な姿勢は時に周囲の都合やしがらみそして社会常識を無視したような舌禍を招いてしまうケースがあります。木星が逆行しているため、政治や法律等に関した内容には首を突っ込まない方が無難でしょう。

この近辺では、敢えて風呂敷を広げずに無駄を一つ一つ削いでいくという、真逆の行動が最終的な幸運をもたらします。
ノリに乗っている人からみれば、水を差すだけのつまらない輩に見えてしまうかも知れません。しかしリスク管理は重要です。参加するにしても火の粉が掛からないように予防線を貼っておくという事が後々我が身を助ける事になるでしょう。

11月19日
■太陽と海王星の120度
 [太陽:蠍座:]
 [海王星:魚座:逆行中:]
 [前回の発生時期:2023年11月17日]

これは精神的な領域を強める働きがあり、同情心や共存そして理想に対する関心を高める配置です。福祉団体や慈善活動そして寄付といった件が注目されたり、人によってはそれらの活動に関わるというケースもあります。それは素晴らしい事ではありますが、許容範囲が広がるが故に誰かのわがままを許してしまうという傾向もあります。
それが途中で互いの譲歩につながれば良いのですが、黙っているとそのバランスが崩れるところまで行ってしまう傾向があるため線引をしっかり引く必要があります。当然ながら、あなた自身がすべき役割があるのなら、それを守った上での話です。
また、出世や欲といった人間の心理をやや弱めるという働きがあるため、これが仕事やお金に関連する領域にある場合は甘い顔をしないほうが良いでしょう。この近辺では誰かからの好意や親切を受けたとしても、それを権利や当然の事と勘違いしない事が大切です。

海王星は逆行しているという事もあり、間違った判断と行動は、描いた理想とは違って嫌な現実をさまざまに見せつけられる可能性もあります。
映像や印象が重要な組織や活動等に関わっている場合は、作為的な印象づけを狙うのではなく、敢えて理想と現実の違いからくる難しさを出す方が良いかも知れません。
無理なくできる範囲での協力体制や奉仕の姿勢は、精神的な繋がりと絆を深いものにしてくれるでしょう。また、受け取る側も感謝をした上で、この状況を当然と思わずに改善を試みる姿勢を持つと、この先長い継続が見込めます。

11月20日
■冥王星の水瓶座入り
 [冥王星:水瓶座:]
 [前回の発生時期:2024年1月21日]

とうとう冥王星が水瓶座に完全移行します。
この先、約200年以上先まで山羊座には戻りません。冥王星が星座を移行すると、その星座が持っていたテーマが人類全体に影響を及ぼし、時代が切り替わります。
江戸や明治・昭和、という時代ではなく、星座が持つテーマに沿った世相や社会情勢の時代が切り替わるという意味です。冥王星が山羊座を運行していた時代は、社会構築と安定、経済等を深く追求し、個人よりも組織の影響が強くなっていました。権力を求める欲求を持つ方が増加し、それに合わせて利益構造や体制が作られました。
結果として、地位と組織構造が貧富の差を作り出し、ピラミッド構造から外れてしまうと先がなくなるような社会となってしまっていたと思われます。

冥王星が射手座から山羊座に移行したのは2007年から2008年でした。
遠い惑星は年に1回ほど順行と逆行を繰り返し、黄道を移動する距離も短いことから、境界線近辺を行き来したため年単位での移動となりました。
また、200年以上前、産業革命の時代には今回同様に山羊座から水瓶座に移動しました。この時期にも情報管理・法整備・新技術等が社会を変化させています。
占星術の視点から見た今の時代を生きるヒントは、これらの過去の歴史に含まれていると認識して下さい。
冥王星の水瓶座入り

今までの冥王星移行期間における波乱は、胡座をかいて時代の方針を悪用しそれを繰り返していた誰かや組織への影響が表面化したと言えます。
そして冥王星が水瓶座に入った後は、新しい勢力が力を増し古い勢力が衰退すると共に、新興勢力と旧勢力の勢力争いが激化します。また、水瓶座時代が安定するまでは群雄割拠の時代であるため、新興勢力同士も厳しい戦いが続くものと思われます。
今まで利益はピラミッドの頂点となる組織構造、つまり大企業やメディア、権力が全て保持していましたが、今後は簡単には行きません。次は水瓶座テーマである人道支援、革新思想と技術、コミュニティによる協力体制等が利益と発展の源です。

ただ、前回冥王星が水瓶座に移動した産業革命の時代も、貧富の差がなくなるどころか悪化した記録が残っています。あの時代でもっとも利益を享受したのは、効率を重視し革新技術を使いこなした方々でした。
今回も同様で、時代の流れにあった行動をしなければ、せっかく時代が変化し社会の地位や環境が変動する時期にもかかわらず、良い未来を手に入れるチャンスを掴むことが困難となります。例えば、規制やルール作りの努力をしたり協力をせずただ不満だけを言うと、次の時代における経済と利益のルールから外れてしまう事になるでしょう。
AIやIT等の最新技術が全てを解決する訳ではなく、ここからもまた試行錯誤と発展が続いていき、次の時代を作るためには多くの努力と注意が必要です。
冥王星は深層心理の恐怖心と、徹底的な破壊・再生を引き起こします。あなたの生まれ星座において、山羊座と水瓶座の位置が司る象意でこれらの感情や現象が起きているのなら、冥王星はあなたの人生を変えようとしている事は間違いありません。

皆様の人生や周囲で起きているこの運命の動きは、今まで何度か冥王星が星座間を行き来してきた際に、すでに兆候として発現しており、肌身で経験してきたことです。
もし周囲が激変しているのなら、その動きに合わせて敢えて進んでみましょう。周囲が油断し過ぎているのなら、危機感を持って一人でも行動することをおすすめします。富と権力をひたすら追求してきたのなら、独り占めの時期はもう終わりです。長く虐げられてきたのなら、声を出して行動することで、大きく影響を与えられる可能性があります。

過去に公開した以下の特集コーナーにも、あなたの人生に役立つ冥王星移行期の様々なヒントが隠れています。よくご覧頂き、先が見えないこの時代の方向性を認識されることをおすすめします。
2024年冥王星水瓶座特集
冥王星水瓶座特集はこちら!


11月22日
■太陽と冥王星の60度
 [太陽:射手座:]
 [冥王星:水瓶座:]
 [前回の発生時期:2023年11月21日]

野心の強さと努力に比例したチャンスを発生させる強力な配置です。
社会的な地位、経済的な恩恵、異性との関係等、人の欲が関係するものならほぼこの配置の管轄であり、この近辺における強い意思は目標到達の近道となるでしょう。
しかし冥王星は極端かつ極限的な力を持っており、誰かに対して徹底的に厳しい対応をしてしまった場合、その反動もまた非常に厳しい形で返ってくる可能性があります。無駄なものや非効率な状況を極端に排除し変化させるケースもあります。この配置は利己的に使うのではなく、全員の利益や人道的に間違っていない方向に使うべきでしょう。

また、冥王星の力は隠された秘密を暴いたり、研究によって問題を解決する等といった、状況を根本から変化させるという効果があります。
それは必然的に慣れ親しんだ状況を激変させ、不要になった何かを掃除するという結果に繋がります。それは物や人だけとは限らず、あなたの心や記憶であるケースも考えられます。
今まで役目を終えたと思われながらも残っていた不要な何かがあるのなら、この近辺で一新することで新鮮な気持ちと意思でまた進むことができるでしょう。

冥王星が水瓶座に完全移動してからすぐに太陽と60度という吉角を結ぶのは幸いです。
これからの時代に沿って生きるには、座して待つのではなく、希望や可能性を追求する考えを持って行動すべきということを示唆しているようにも思えます。
生まれ星座によって効果は様々ですが、この近辺で未来に繋がる話が出たり、新しい計画を思いついたのなら、まず始める姿勢を持ってみて下さい。問題は山積みですが、長期計画として行動を起こさなければ隠れた問題を見つけることも解決することもできません。

11月22日
■金星と土星の60度
 [金星:山羊座:]
 [土星:魚座:]
 [前回の発生時期:2024年1月28日]

異性関係と金運・ビジネス面において、堅実な関係構築に追い風を与えてくれる配置です。
恋愛面では堅実さに関係するが故に、派手なロマンスや出会いといった運気は遠ざかる傾向にあります。反面、真面目で誠実さが欲しいと願っているのなら、この近辺の運気を上手に活かすことが望みの展開に近づくチャンスとなります。
これが出生図の配置を元に発生した場合、実利的な男女関係という意味で血縁関係の関わりや、年齢や状況等といった条件限定では結婚を示すケースもあります。土星は年長者を示すため、年の差が離れた相手が関係する場合も散見されます。

金運面では貯金や節約ではなく、投資をしたりローンや税金といった財政問題に対処するという「出費」という側面が強調されることが多くなります。
その場合であってもその対象は堅実であったり法律や社会環境に直結したものとなり、実利的な面という方向では一緒です。どのケースであっても、土星が関係している責任と義務という点を重視することで幸運を得られるでしょう。

11月26日
■水星逆行
 [水星:射手座:逆行開始:]
 [前回の発生時期:2023年8月5日]

毎回混乱や遅延をもたらす水星逆行が年末近辺で発生します。
幸いにもクリスマスや年末シーズン前には順行となるので、そこまで悪化しない可能性が高いため、プレゼントや師走にはどうにかなりそうです。
水星逆行

ただし、後半のシャドー期間が終わるのは年明けです。
今年の年末は逆行の影響が緩和しなんとかなったとしても、リカバリー作業や問題点の改善による面倒さは感じるかも知れません。冥王星の移動というイレギュラーな時期でもあるため、例年通りの時間を過ごすのは難しいかと思われます。

今回は射手座で発生するため、遠い先の旅行や出張、学業・執筆・法律、思想や主義主張に関連した物事は、見直しと手戻りが必要になるものと思われます。
逆行中には射手座の守護星である木星と凶角を結ぶこともあり、効果は決して低くありません。「悪いのは私ではなく誰かや会社、政治」「他者の考え方は愚か」などという思想・政治・宗教・生き方に意見をしてきた場合、見直しを迫られる危険があります。
謝罪や撤回が負けと思い込んでしまい頑固になると、大きく運気を落とすかも知れません。逆行期間中は何もしなくて良いわけではなく、見直しとやり直しを頑張ることが重要です。それを続けていくと、12月中旬頃に順行に戻る際、大きな進展と運気改善が期待できます。

11月27日
■太陽と火星の120度
 [太陽:射手座:]
 [火星:獅子座:]
 [前回の同星座発生時期:2022年10月18日]

様々な事象に活気を与えてくれる嬉しい配置です。
火星は競争が必要な分野であったり医療等という刃物を扱う分野等に関係します。そして太陽は全体運に影響するため、火の星座生まれや出生図で太陽・火星が強い方々にエネルギーを与えてくれます。
この近辺では、多少強引であったとしても強気な方が成功に近づけるでしょう。逆に引っ込み思案な姿勢や態度は余り歓迎されないかも知れません。

この120度は、自分で行動を起こさなくても向こうからやってくるというケースが多くはなります。が、火星の積極性がある関係から、何かのチャンスが来たと思える場合は積極的に行動する方が良い結果となるでしょう。
そして、これは単独行動をするよりも共同体制を重視すべき時期を意味します。個人プレーには向かないため、強気で目立つ行動をする場合であっても「人様の指針」となるような模範的な行動が望ましいと思われます。

ただ、火星は現在進行する速度を弱めています。
両方とも支配星座にある関係から素晴らしい効果が引き出せるものの、今回に限ってはなかなか思ったほどのスピードが出ないように感じるかも知れません。
来月になると火星が逆行するため、この時期の勢いがそのまま続くと思わずに慎重な姿勢を持っておくべきでしょう。今回火星は蟹座まで長い逆行をするため、かなり以前から強気の姿勢を持っていた方々は、その行き過ぎた姿勢が仇となって厳しい立場になる危険性が待っています。

■2024年12月前半の主な空模様
12月前半は以下のような星回りが待っています。

12月1日
 射手座の新月
12月2日
 金星と天王星の120度
12月3日
 水星と木星の180度
12月5日
 太陽と土星の90度
 金星と海王星の60度
12月6日
 太陽と水星の合致
12月7日
 海王星の順行化
 水星と土星の90度
 火星逆行
 金星と冥王星の合致
12月8日
 太陽と木星の180度
12月12日
 金星と火星の180度
12月13日
 水星と金星の60度
12月15日
 双子座の満月

赤字:凶角 青字:吉角 紫字:吉凶混合

当サイトの掲載タイミングの関係で、新月と満月が同時掲載となります。
冥王星が完全に移動し、射手座で新月が始まったことで、新しい世界への希望と可能性が満ち溢れているように見えますが、実際には移行による混乱が続いています。
海王星が魚座で順行化するため、薬や宗教そして映像、ボランティア等の世界において、混乱が収まり、また夢と理想を追いかける事が可能な運気に変化します。が、それでも周囲の配置が危うく、安定からは程遠いでしょう。
特に7日に起きる火星逆行は、最近強気な姿勢を取ってきた誰かのエネルギーが反転し、野心や楽しむ余裕がなくなる傾向があります。逆行とほぼ同時に起きる金星と冥王星の合致やその後続く凶角群も、荒れた空模様を作り出すでしょう。
今年の師走は安心が無く、慌ただしいものとなる事が想定されます。冥王星の移動の影響は時代の移行という形で発生し、旧勢力からの譲渡や置き換えが大変になるはずです。

来月もANGEWORKの西洋占星術を宜しくお願い致します。


占い師:みすとりぶ
西洋占星術研究歴30年。本来はオカルト研究家だがIT企業オーナーも務めている。
占い師向けツールやアプリは自分で設計開発しており当サイトのシステムは全て彼の産物。
ITによる正確な星の位置や角度及びに過去のデータを元に、淡々と事実と結果と解決方法を伝える占いスタイルは、女性のみならず男性からも評価を得ている。
経営者の集まりでは占い希望者が殺到してしまい人数制限をする為「予約を取る気がない占い師」と言われている。(現在対面占いは停止中)
「ANGEWORKの星占いブログ」を連載

2024年11月後半の星座別運勢
(11/16から11/30まで)